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私たちが知りたいことと目指すこと

当部門では生命科学における侵襲あるいはストレスという概念を「生体に変化をもたらす外界からの刺激または内的要因、およびそれらのシグナルに対して生体が示す応答全般」として捉え、特に酸化還元反応(レドックス制御)の観点から細胞内シグナルの調節やストレス応答の分子メカニズムの解明を目指しています。さらに生物的ストレスの代表的要因である微生物を標的として、感染症診断やヒトマイクロバイオーム解析のための技術開発を行っています。生体機能や疾患の発症と関わりの深い酸素代謝制御および酸化ストレス応答機構の詳細を明らかにすることにより、炎症や代謝性疾患の病態生理を理解し、治療標的の創出や診断法開発に繋がる技術的・理論的基盤の構築を目指しています。

 

研究に関係する領域

酸素代謝、酸化ストレス応答、レドックス制御、低酸素シグナル、感染症診断、微生物叢解析、クリニカルシークエンシング

 

主要な研究テーマ

    • 酸化ストレスに対する防御機構
    • 細胞機能のレドックス制御
    • 細胞の分化・活性化における代謝リプログラミング
    • 低酸素応答の分子機構
    • 分子系統解析による病原体同定および生体内微生物叢の研究