研究成果を発表しました : Critical care demand and intensive care supply for patients in Japan with COVID-19 at the time of the state of emergency declaration in April 2020: a descriptive analysis

本研究部門の藤井庸祐(研究員、大津市民病院医師)と広田喜一(学長特命教授)はプレプリントサーバmedRxivで以下の研究成果を公開しました。

Critical care demand and intensive care supply for patients in Japan with COVID-19 at the time of the state of emergency declaration in April 2020: a descriptive analysis.

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)によるコロナウイルス疾患2019(COVID-19)の感染者数の増加により日本は集中治療能力を圧倒する脅威にさらされていました。 日本集中治療医学会はCOVID-19の流行に際して、横断的ICU情報探索システム(CRoss Icu Searchable Information System, 略称CRISIS, 非公開) を構築して日本のCOVID-19 重症患者状況を公表してきました。この結果は、日本COVID-19対策ECMOnet( https://crisis.ecmonet.jp/) に公表されています。

4/7には緊急事態宣言中の人工呼吸や体外膜酸素療法(ECMO)を含む集中治療を必要としたCOVID-19感染者の重症患者数を明らかにし、日本の全体的な集中治療能力と比較することを試みました。 4月下旬の流行ピーク時には、11443人(成人10000人あたり1.03人)が感染し、373人(成人10000人あたり0.034人)がICUに、312人(成人10000人あたり0.028人)が機械換気を受けており、1日あたり62人(成人10000人あたり0.0056人)がECMOマシンを使用していた。流行ピーク時の感染者数は指定病床総数の651%、集中治療を必要とする患者数は、それぞれ日本のICU病床総数の6.0%、日本の理事会認定集中治療医総数の19.1%、カテゴリーII感染症指定医療機関総数の106%でした。 2020年4月7日の非常事態宣言後、COVID-19患者数と重症患者数は増加の一途をたどった。日本におけるCOVID-19の重症患者に関連したICUへの過度な負担を防ぐためには、緊急の全国的・地域的な計画が必要である、と結論づけました。

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